天皇賞・秋 血統傾向

血統
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こんにちは!

メルベイユです。

今回は10月29日(日)に行われる

天皇賞・秋(GⅠ)の血統傾向を

分析します。

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日付馬名S着順種牡馬母父馬
221030イクイノックスキタサンブラックキングヘイロー
221030パンサラッサロードカナロアMontjeu
221030ダノンベルーガハーツクライTizway
211031エフフォーリアエピファネイアハーツクライ
211031コントレイルディープインパクトUnbridled’s Song
211031グランアレグリアディープインパクトTapit
201101アーモンドアイロードカナロアサンデーサイレンス
201101フィエールマンディープインパクトGreen Tune
201101クロノジェネシスバゴクロフネ
191027アーモンドアイロードカナロアサンデーサイレンス
191027ダノンプレミアムディープインパクトIntikhab
191027アエロリットクロフネネオユニヴァース
181028レイデオロキングカメハメハシンボリクリスエス
181028サングレーザーディープインパクトDeputy Minister
181028キセキルーラーシップディープインパクト
171029キタサンブラックブラックタイドサクラバクシンオー
171029サトノクラウンMarjuRossini
171029レインボーラインステイゴールドフレンチデピュティ
161030モーリススクリーンヒーローカーネギー
161030リアルスティールディープインパクトStorm Cat
161030ステファノスディープインパクトクロフネ
151101ラブリーデイキングカメハメハダンスインザダーク
151101ステファノスディープインパクトクロフネ
151101イスラボニータフジキセキCozzene
141102スピルバーグディープインパクトLycius
141102ジェンティルドンナディープインパクトBertolini
141102イスラボニータフジキセキCozzene
131027ジャスタウェイハーツクライWild Again
131027ジェンティルドンナディープインパクトBertolini
131027エイシンフラッシュKing’s BestPlatini
集計期間:2013.10.27 ~ 2022.10.30


上記の表は

天皇賞・秋過去10年の

1~3着馬の種牡馬ならびに母父馬を

記載したものになります。

サンデーサイレンス系
(ディープインパクトと同系色)
3着内率 43.3%

長距離型サンデーサイレンス系
(キタサンブラックと同系色)
3着内率 16.6%

ミスタープロスペクター系
(ロードカナロアと同系色)
3着内率 23.3%


母父馬で最も3着内率が高い系統
デピュティミニスター系
(クロフネと同系色)
3着内率 23.3%

天皇賞・秋過去10年
ディープインパクト産駒成績
1-8-2
1着 1回
2着 8回
3着 2回

天皇賞・秋過去10年で
ロベルト系が2勝

2021年
エフフォーリア 1着
シンボリクリスエス産駒
※ロベルト系

2016年
モーリス 1着
スクリーンヒーロー産駒
※ロベルト系



出馬表・東京11R 天皇賞秋G1 2023年10月29日(日) 4回東京9日目 11頭 [15:40発走]
【11R】  第168回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2000m (B)
馬名性齢替 騎手斤量
ノースブリッジ 牡5 岩田康誠 58モーリス
エヒト 牡6 *横山和生 58ルーラーシップ
ドウデュース 牡4 武豊 58ハーツクライ
ダノンベルーガ 牡4 モレイラ 58ハーツクライ
ガイアフォース 牡4 西村淳也 58キタサンブラック
ジャスティンパレス 牡4 *横山武史 58ディープインパクト
イクイノックス 牡4 ルメール 58キタサンブラック
ヒシイグアス 牡7 *松山弘平 58ハーツクライ
プログノーシス 牡5 川田将雅 58ディープインパクト
ジャックドール 牡5 *藤岡佑介 58モーリス
アドマイヤハダル 牡5 *菅原明良 58ロードカナロア

天皇賞・秋出走馬とその父

これらのデータを参考に

厳選特注馬ならびに血統注目馬を

ピックアップしてみようと思います。

目下G1・4連勝中+昨年の天皇賞・秋勝ち馬。キタサンブラック産駒イクイノックス

3代血統表 イクイノックス

3代血統表 イクイノックス

牡 4歳    (父 7歳・母 9歳時産駒) 2019年 青鹿 (安平町)
キタサンブラック

 2012年 鹿毛 (日高町)
ブラックタイド

 2001年 黒鹿 (早来町)
*サンデーサイレンス
 1986年 青鹿 (米)
*ウインドインハーヘア
 1991年 鹿毛 (愛)
シュガーハート

 2005年 鹿毛 (門別町)
サクラバクシンオー
 1989年 鹿毛 (早来町)
オトメゴコロ
 1990年 栗毛 (早来町)
シャトーブランシュ

 2010年 鹿毛 (安平町)
キングヘイロー

 1995年 鹿毛 (新冠町)
*ダンシングブレーヴ
 1983年 鹿毛 (米)
*グッバイヘイロー
 1985年 栗毛 (米)
ブランシェリー

 1998年 鹿毛 (早来町)
*トニービン
 1983年 鹿毛 (愛)
メゾンブランシュ
 1989年 鹿毛 (早来町)
[Halo]   12.50% 4 x 4
[Lyphard]   12.50% 5+5 x 4
[Hail to Reason]   6.25% 5 x 5
[Cosmah]   6.25% 5 x 5

イクイノックス
父キタサンブラック
母父キングヘイロー

イクイノックスの血統構成は
父キタサンブラック
母父キングヘイロー

そして、母母父に
東京巧者のトニービンの血が
あるのも強調ポイントになります。


父キタサンブラックは
2017年天皇賞・秋の勝ち馬。


イクイノックスにつきましては
戦歴が示すように改めての説明が
不要なのかなとおもいます。

ただ、それだと記事に
なりませんので
簡単にイクイノックスの
強さを分析してみたいと思います。

イクイノックス
4走前
天皇賞・秋(GⅠ)
東京芝2000M
1分57秒5
10-10-9 上り32.7秒
1着(0.1秒差)
1番人気

3走前
有馬記念(GⅠ)
中山芝2500M
2分32秒4
9-6-3 上り35.4秒
1着(0.4秒差)
1番人気

イクイノックスの凄いところは
東京競馬場のGⅠと中山競馬場の
GⅠの両方を勝っているところでは
ないでしょうか。

東京競馬場と中山競馬場は
回り(左回りと右回り)も
違えば、直線の長さも違います。

求められる強さが異なるため
東京競馬場は得意だけど
中山競馬場が不得意という
馬が存在します。
その逆もまた然り。

イクイノックスが3走前に
天皇賞・秋を勝利したときの
自身の上りが32.7秒。

イクイノックスが2走前に
有馬記念を勝利したときの
自身の上りが35.4秒。

この上りの差を見るだけでも
天皇賞・秋と有馬記念のレースの
質の違いがお分かりいただけると
思います。

天皇賞・秋が
最後の直線での瞬発力や切れ味
速い上り時計が必要になるのに対して

有馬記念は
イクイノックスの
9-6-3が示すように
捲りからのロングスパート
持久力勝負。
豊富なスタミナの裏付けが
必要となります。

適性の異なる東京競馬場のGⅠ
と中山競馬場のGⅠを両方勝つ馬
というのは掛け値なしに強いと
個人的に思います。

思えば三冠馬である
ディープインパクトやオルフェーヴル
も東京競馬場でも中山競馬場でも
強かったですよね。
もっと言えば、競馬場を問わない
強さでした。

こういった馬は掛け値なしに強い
と思います。

これらの観点から
天皇賞・秋における
イクイノックスの死角は
少ないと言わざるを得ないですね。

展開の鍵を握るのはこの馬。モーリス産駒ジャックドール。

3代血統表 ジャックドール

3代血統表 ジャックドール

牡 5歳    (父 7歳・母 14歳時産駒) 2018年 栗毛 (日高町)
モーリス

 2011年 鹿毛 (日高町)
スクリーンヒーロー

 2004年 栗毛 (千歳市)
*グラスワンダー
 1995年 栗毛 (米)
ランニングヒロイン
 1993年 鹿毛 (千歳市)
メジロフランシス

 2001年 鹿毛 (伊達市)
*カーネギー
 1991年 鹿毛 (愛)
メジロモントレー
 1986年 黒鹿 (浦河町)
*ラヴァリーノ

 2004年 栗毛 (米)
Unbridled’s Song

 1993年 芦毛 (米)
Unbridled
 1987年 (米)
Trolley Song
 1983年
Sous Entendu

 1987年
Shadeed
 1982年
It’s in the Air
 1976年
[Mr. Prospector]   9.38% 4+5 (母方)
[Northern Dancer]   6.25% 5 x 5


ジャックドール
父モーリス
母父アンブライドルズソング

ジャックドールの血統構成は
父モーリス
母父アンブライドルズソング

父モーリスは
2016年天皇賞・秋の勝ち馬。

血統的にはこの馬に注目したい
ですね。

父が緩みのないペースで力を発揮
するロベルト系。

そして、母父がアメリカの名血であり
快速血統のアンブライドルズソング。

ここは方々でも言われている通り
ジャックドールの思い切った逃げに
期待したいです。

今回の天皇賞・秋は少頭数の11頭立て。
去年のパンサラッサほどではないにせよ
後続を離した逃げを打てれば、展開的にも
有利に働くと思います。

そこで、シミュレーションしてみました。
サンプルレースは2022年1月29日
白富士ステークス(リステッド)
東京芝2000Mでジャックドールが
逃げて1着になった時のレースです。

白富士ステークスは天皇賞・秋と
同じ舞台の東京芝2000Mで行われるので
シミュレーションにはちょうどいいですね。

白富士ステークス(リステッド)
東京芝2000M
1分57秒4
1-1-1 上り34.7秒
1着(0.2秒差)
1番人気

まず、勝ち時計になりますが
勝ち時計は当日の馬場状態により
変遷するものですが。

去年の天皇賞・秋の勝ち時計が
1分57秒5になりますので
ジャックドールが白富士ステークスの
ようなラップを刻めれば勝ち負けできる
可能性も出てきます。

白富士ステークスでのジャックドール
のラップを簡単にまとめると。

前半5F(1000M) 59.4秒
後半5F(1000M) 58.0秒

前半5Fを59.4秒で通過しながら
後半5Fを58.0秒でまとめるという
類稀なるスピード持続力を持ち合わせて
いることがわかります。


ラップ的には後傾ラップになるんですね。

鞍上の藤岡佑介騎手が不安視されては
いますが、白富士ステークスでの鞍上は
藤岡佑介騎手になりますので
少なくとも前半5F(1000M)は
少なくとも59秒台で通過してくれるのでは
ないかと願望込みで思います。

もうひとつはジャックドールの勝負度合いの
高さに賭けてみたいです。

天皇賞・秋はその先のジャッパンカップや
有馬記念を見据えて出走する馬もいます。
今回だったら、イクイノックスやドウデゥース
もそうだと思います。

言い方を変えれば、より賞金の高い
ジャッパンカップや有馬記念が大目標の
馬ですね。

ジャックドールの場合はデビューから
16戦中15戦が芝2000Mのレースを走って
います。

ジャックドール
芝2000M成績
8-2-0-5

これらの観点から天皇賞・秋が大目標で
あるのは火を見るよりも明らか!

3走前には芝2000MのG1
大阪杯(阪神芝2000M)も勝ちました。
芝2000Mで2つ目のGⅠタイトル獲得を
目指します。

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ダービーではイクイノックスに先着。ハーツクライ産駒ドウデゥース。

3代血統表 ドウデュース

3代血統表 ドウデュース

牡 4歳    (父 18歳・母 11歳時産駒) 2019年 鹿毛 (安平町)
ハーツクライ

 2001年 鹿毛 (千歳市)
*サンデーサイレンス

 1986年 青鹿 (米)
Halo
 1969年 (米)
Wishing Well
 1975年
アイリッシュダンス

 1990年 鹿毛 (千歳市)
*トニービン
 1983年 鹿毛 (愛)
*ビユーパーダンス
 1983年 黒鹿 (米)
*ダストアンドダイヤモンズ

 2008年 鹿毛 (米)
Vindication

 2000年
Seattle Slew
 1974年 (米)
Strawberry Reason
 1992年
Majestically

 2002年
Gone West
 1984年 (米)
Darling Dame
 1989年
[Hail to Reason]   9.38% 4 x 5
[Lyphard]   12.50% 4 x 4
[Northern Dancer]   6.25% 5 x 5
[Goofed]   6.25% 5 x 5

ドウデゥース
父ハーツクライ
母父ヴィンディケイション

ドウデゥースの血統構成は
父ハーツクライ
母父ヴィンディケイション

ドウデゥースに関しては
当初懐疑的なみかたをしていました。

ドウデゥースの大目標はダービーと
同じ距離で賞金も高いジャッパンカップ
の可能性が高い。

イクイノックスが3月にドバイ、6月に
宝塚記念に出走していたのに対し
ドウデゥースは3月のドバイは出走取り消し
6月の宝塚記念の出走もありませんでした。

しかしながら、ドウデゥースの調教の動き
からは春・夏を越してのパワーアップが
感じられました。

ドウデゥースに関しては
ハーツクライ産駒になりますので
直線の長い左回りでより力を発揮する
タイプと見ていました。

しかし、2月の京都記念を振り返ってみると

京都記念(GⅡ)
阪神芝2200M
2分10秒9
11-8-6 上り34.0秒
1着(0.6秒差)
1番人気

ドウデゥースの
京都記念での勝ち方を見た時に
イクイノックスの項でも書きましたが
掛け値なしに強い馬に進化したのでは
ないかと思いました。

今年の京都記念は阪神開催でしたので
宝塚記念と同舞台(阪神芝2200M)という
設定でした。

阪神芝2200Mは内回りコースを
使用しますので最後の直線も短い。

ハーツクライ産駒の得意とする
左回りで直線が長い舞台とは
真逆の舞台(右回りで最後の直線が
短い)になりますが、そんなことは
嘲笑うかのような圧勝劇でした。

回り(左回り、右回り)や最後の直線
の長短を問わないタイプに進化したので
あれば、人気でも逆らいずらいというのが
率直な感想です。

その他では
天皇賞・秋過去10年で
1-8-2のディープ産駒の
プログノーシス。

3代血統表 プログノーシス

3代血統表 プログノーシス

牡 5歳    (父 16歳・母 12歳時産駒) 2018年 鹿毛 (千歳市)
ディープインパクト

 2002年 鹿毛 (早来町)
*サンデーサイレンス

 1986年 青鹿 (米)
Halo
 1969年 (米)
Wishing Well
 1975年
*ウインドインハーヘア

 1991年 鹿毛 (愛)
Alzao
 1980年
Burghclere
 1977年
*ヴェルダ

 2006年 栗毛 (英)
Observatory

 1997年
Distant View
 1991年 (米)
Stellaria
 1986年
Viavigoni

 2001年
Mark of Esteem
 1993年
Val d’Erica
 1978年
[Hail to Reason]   9.38% 4 x 5
[Northern Dancer]   6.25% 5 x 5



同じく
天皇賞・秋過去10年で
母父馬で最も3着内率が高い系統
に該当するデピュティミニスター系
のガイアフォースも買い目には
入れておきたいですね。

3代血統表 ガイアフォース

3代血統表 ガイアフォース

牡 4歳    (父 7歳・母 11歳時産駒) 2019年 芦毛 (安平町)
キタサンブラック

 2012年 鹿毛 (日高町)
ブラックタイド

 2001年 黒鹿 (早来町)
*サンデーサイレンス
 1986年 青鹿 (米)
*ウインドインハーヘア
 1991年 鹿毛 (愛)
シュガーハート

 2005年 鹿毛 (門別町)
サクラバクシンオー
 1989年 鹿毛 (早来町)
オトメゴコロ
 1990年 栗毛 (早来町)
ナターレ

 2008年 芦毛 (安平町)
*クロフネ

 1998年 芦毛 (米)
French Deputy
 1992年 (米)
Blue Avenue
 1990年
ロージーチャーム

 2001年 鹿毛 (三石町)
ダンスインザダーク
 1993年 鹿毛 (千歳市)
クリスマスローズ
 1990年 栗毛 (千歳市)
[サンデーサイレンス]   18.75% 3 x 4
[Halo]   9.38% 4 x 5
[Wishing Well]   9.38% 4 x 5
[ノーザンテースト]   9.38% 5 x 4
[Lyphard]   6.25% 5+5 (父方)

天皇賞・秋 好調教馬

天皇賞・秋 好調教馬

イクイノックス
(キタサンブラック産駒)

ドウデゥース
(ハーツクライ産駒)

アドマイヤハダル
(ロードカナロア産駒)

天皇賞・秋 血統傾向まとめ

厳選特注馬

イクイノックス
(キタサンブラック産駒)

血統注目馬

ジャックドール
(モーリス産駒)

ドウデゥース
(ハーツクライ産駒

第168回天皇賞・秋(GⅠ)

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