菊花賞血統分析

血統

こんにちは!

メルベイユです。

今回は2022年10月23日(日)に行われる

菊花賞(G1)阪神芝3000Mについて

書いていこうと思います。

例年は京都競馬場で行われる菊花賞に

なりますが、京都競馬場の大規模改修工事

に伴い、菊花賞は昨年に引き続き

阪神競馬場での開催になります。

本来は京都競馬場で開催された菊花賞の過去15年

のデータを元に記事を作成しようかと

思ったのですが

今年も阪神競馬場開催の菊花賞になります。

当初は過去15年の阪神芝3000Mを元にした

データを掲載する予定でしたが、年間で

阪神芝3000Mが行われる回数が少ないため

統計を取るうえでのサンプル数が少ないと

判断しました。

そこで、過去15年の芝3000M以上

(障害競走は除く)のレースを元にした

菊花賞の展望をしてみたいと思います。

芝3000M以上(障害競走は除く)種牡馬成績ベスト20(過去15年)



種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単回値複回値
ステイゴールド11- 6- 3- 64/ 8413.1%20.2%23.8%5761
ディープインパクト10- 14- 14- 87/1258.0%19.2%30.4%4181
ハーツクライ6- 14- 9- 73/1025.9%19.6%28.4%2973
エルコンドルパサー5- 0- 2- 28/ 3514.3%14.3%20.0%15576
ダンスインザダーク4- 5- 3- 33/ 458.9%20.0%26.7%5875
アドマイヤドン4- 2- 1- 9/ 1625.0%37.5%43.8%4967
キングカメハメハ3- 7- 4- 71/ 853.5%11.8%16.5%23297
オルフェーヴル3- 4- 5- 22/ 348.8%20.6%35.3%6589
ルーラーシップ3- 3- 1- 28/ 358.6%17.1%20.0%83107
ネオユニヴァース3- 3- 1- 19/ 2611.5%23.1%26.9%4253
マンハッタンカフェ3- 1- 4- 50/ 585.2%6.9%13.8%6282
ブラックタイド3- 1- 0- 7/ 1127.3%36.4%36.4%182115
ジャングルポケット2- 3- 0- 36/ 414.9%12.2%12.2%2341
シンボリクリスエス2- 2- 2- 29/ 355.7%11.4%17.1%2429
キズナ2- 2- 0- 3/ 728.6%57.1%57.1%164171
King’s Best2- 2- 0- 1/ 540.0%80.0%80.0%310190
チーフベアハート2- 1- 0- 14/ 1711.8%17.6%17.6%32187
ホワイトマズル2- 0- 1- 4/ 728.6%28.6%42.9%17277
フレンチデピュティ2- 0- 1- 3/ 633.3%33.3%50.0%22191
ドゥラメンテ2- 0- 0- 1/ 366.7%66.7%66.7%430156

集計期間:2007.10.21 ~ 2022. 5. 1

ソート:着別度数順

上記の表は、過去15年の芝3000M以上(障害競走は除く)

種牡馬成績ベスト20になります。

勝率10%以上・連対率20%・複勝率30%以上

単勝回収率100%以上、複勝回収率100%以上を

超えている部分に赤マーカーをひきました。

う~ん・・・。

過去15年まで遡ってるとはいえ、芝3000M以上(障害競走は除く)

のレースは施工回数が少ないために

統計を取るためのサンプル数が少ない関係で

赤マーカ部分の占める割合が多い結果となりました。

そこで、菊花賞出走馬の中に

該当する種牡馬の中から

勝率、連対率、複勝率

単勝回収率、複勝回収率の

5項目中で3項目以上で基準の数値を超えている

種牡馬に黄色マーカーをひいてみました。

該当種牡馬

ブラックタイド

キズナ

ドゥラメンテ

う~ん・・・。

上記3頭は確かに優秀な成績を残していますが

如何せん出走回数が少な過ぎる。

ブラックタイド 出走回数 11回

キズナ     出走回数 7回

ドゥラメンテ  出走回数 3回

キズナの芝3000M以上の好成績は

ほぼディープボンド(キズナ産駒)

1頭によるものだろうし

ドゥラメンテに関しても

ほぼタイトルホルダー(ドゥラメンテ産駒)

1頭によるものだろうし

出走回数がたったの3回。

キズナにしろドゥラメンテにしろ潜在的に

長距離戦に強い産駒を出す可能性は

内包しているとは思いますが

今回はあまりにもサンプル数が少ないので

私自身で菊花賞で好走しそうな血統

菊花賞で穴の魅力がありそうな血統を

ピックアップしてみたいと思います。

菊花賞血統考察

キタサンブラック産駒

該当馬 ガイアフォース

キタサンブラックの種牡馬デビューは2021年

なので「種牡馬キタサンブラック」

としては2年目となり

種牡馬としての実績や傾向が出てくるのは

まだまだ、これからだと思います。

しかし、キタサンブラック自身が菊花賞馬

であることと天皇賞・春(芝3200M)を

2勝していることからも

長距離レースに強い下地はありそうです。

また、ガイアフォースの母母父に

ダンスインザダークが

入っているのも魅力ですね。

ダンスインザダークといえば

言わずと知れた長距離血統

ダンスインザダーク自身も菊花賞馬であり

ダンスインザダーク産駒は菊花賞を

3勝しています。  

2003年菊花賞(GⅠ) ザッツザプレンティ

         (ダンスインザダーク産駒)

2004年菊花賞(GⅠ) デルタブルース

         (ダンスインザダーク産駒)

2009年菊花賞(GⅠ) スリーロールス

         (ダンスインザダーク産駒)

血統的には菊花賞にはもってこいの

血統と言えそうです。

ただ、ガイアフォースは1番人気濃厚。

前回記事 秋華賞血統分析でも書きましたが

今年は平地GⅠレースで1番人気が未勝利

というデータもあります。

秋華賞(GⅠ)も1番人気は勝てませんでした。

秋華賞(GⅠ) スターズオンアース 3着(1番人気)

後は個々人の判断になってくると思います。

ブラックタイド産駒

該当馬 フェーングロッケン

ブラックタイド産駒も出走回数が少ないとはいえ

芝3000M超の長距離戦では優秀な成績を収めていますね。

ブラックタイドといえば

キタサンブラックの父馬になります。

上記で取り上げた、ガイアフォースの祖父

にあたるのがブラックタイドになりますね。

そういう面からみても、ブラックタイドは

ステイヤー血統といえるかもしれません。

菊花賞向きの血統といえそうです。

オルフェーブル産駒

該当馬 マイネルトルファン

上記の芝3000M以上(障害競走は除く)

種牡馬成績ベスト20に

ステイゴールド・オルフェーブルが

親子でランクインしているように

ステイゴールド系のオルフェーブルも

長距離戦では魅力ある血統です。

また、オルフェーブル自身も菊花賞馬でした。

まあ、オルフェーブルの場合は菊花賞馬

というよりも3冠馬という形容の方が

しっくりきますが・・・。

私のイメージではオルフェーヴル産駒は前走

からの距離延長に強い(持ち味が生きる)

イメージがあります。

そこで、オルフェーヴルの代表産駒ともいえる

ラッキーライラックの戦績を調べてみました。

馬データ ラッキーライラック
 ラッキーライラック  牝 7歳  (栗)松永幹夫(55歳)
[ 馬主 ] サンデーレーシング  [ 生産者 ] ノーザンファーム  [ 生産地 ] 安平町     [生年月日] 2015年 4月 3日  [ 毛色 ] 栗毛
[ 父 ] オルフェーヴル  [ 母 ] ライラックスアンドレース  [ 母父 ] Flower Alley  [ 母母 ] Refinement
[総合成績]  7- 4- 3- 5  [ 芝 ]  7- 3- 3- 5  [ 芝重 ]  0- 0- 0- 0
[中央成績]  7- 3- 3- 5  [ ダ ]  0- 0- 0- 0  [ ダ重 ]  0- 0- 0- 0
[ 本賞金 ]  32730万円  [収得賞金]  71300万円
[データ作成日] 2021年 1月 6日 [登録日] 2017年 7月20日 [抹消日] 2021年 1月 4日 [競走馬状態] 中央抹消
日付場所レース名TR距離
2020.12.27中山有馬記念G12500
2020.11.15阪神エリザベG12200
2020. 8.23札幌札幌記念G22000
2020. 6.28阪神宝塚記念G12200
2020. 4. 5阪神大阪杯G12000
2020. 3. 1中山中山記念G21800
2019.12. 8香港香港VG12400
2019.11.10京都エリザベG12200
2019.10.14東京アイルラG21800
2019. 5.12東京ヴィクトG11600
2019. 4. 6阪神阪神牝馬G21600
2019. 2.24中山中山記念G21800
2018.10.14京都秋華賞G12000
2018. 5.20東京優駿牝馬G12400
2018. 4. 8阪神桜花賞G11600
2018. 3. 3阪神チューリG21600
2017.12.10阪神阪神ジュG11600
2017.10.28東京アルテミG31600
2017. 8.20新潟新馬・牝1600



ラッキーライラックは

エリザベス女王杯(G1)2回

大阪杯(GⅠ)とGⅠを3勝している

牝馬になりますが

詳しくは上の表を見ていただきたいのですが

エリザベス女王杯(G1)と大阪杯(G1)の

前走をみると全て距離延長のローテーション

で勝っていることがわかりますね!

マイネルトルファン(オルフェーブ産駒)

も距離延長で面白そうな1頭です。

ディープインパクト産駒

該当馬 アスクビクターモア

ディープインパクト産駒は

過去5年の菊花賞で3勝を挙げております。

同じく過去5年の菊花賞で4回馬券(3着以内)に絡んでおります。

ディープインパクト産駒といえば

素軽くて切れ味鋭いイメージがありますが

母系に重厚な欧州血統が入るとスタミナ型に
なりやすい傾向があります。

アスクビクターモアの母父レインボークエストは

凱旋門賞馬であり、これに該当しますね。

いうなれば、スタミナ型ディープインパクト産駒ですね。

菊花賞血統分析まとめ

ピックアップされた出走馬

ガイアフォース(キタサンブラック産駒)

フェーングロッテン(ブラックタイド産駒)

マイネルトルファン(オルフェーヴル産駒)

アスクビクターモア(ディープインパクト産駒)

第83回菊花賞(GⅠ)阪神芝3000M 右回り

2022年10月23日(日)

発送時刻 15時40分

 

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コメント

  1. ぼたもち より:

    知人の紹介で内容読ませて頂きました。

    私は競馬歴も短く(1年程度)、血統についても未熟で知識としてまだまだ弱いのでとても勉強になります。
    参考にさせて頂きたいので継続して読ませて頂きたいなと思います。

    • merveille merveille より:

      コメントありがとうございます。
      まだブログを開設してから日が浅いですが、このようなコメントを
      頂戴しまして、大変励みになります。
      私が血統に興味を持ったきっかけは田端到・加藤栄の「種牡馬事典」を
      読んでからになります。
      今後とも「お馬さんあれこれブログ」をよろしくお願い致します!

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